ゆうべのうちに、まっ白な雪が、野も山もうずめていました。
               
                         三条市立月岡小学校 田代勝巳
                         2001.2.8  4校時
                        
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指示1 先生がこれから書く文をノートに写しなさい。 
指示2 書き終わった人は、だまって覚えていなさい。 
 静かに覚え始める。
指示3 〜さん、書いた文を読んでごらんなさい。               
  3〜4名指名する。正しく読めたらほめる。まちがいがあれば訂正させる。
指示4 全員起立。みんなで読みます。さんはい。 
  一斉に読む。
指示5 1人3回読んだらすわりなさい。 
指示6 〜さん、読んでごらん。  次、〜さん、読んでごらん。 
一番は早くすわった子と一番最後にすわった子に読ませる。
指示7 全員でもう一度、さんはい。 
全員で読む。
発問1 雪は今ふっていますか。やんでいますか。ふっていると考える人は、「ふっている」、やんでいると考える人は「やんでいる」と書きなさい。 
 全員が「やんでいる」に挙手する。理由をたずねる。
・「ゆうべのうちに」だから夜降っていた。
・もし今降っているのなら、「うずめていました」ではなくて「うずめています」になる。
・言い切っているから。
・今も降っているのなら、そう書いてあるはずだ。
発問2 「ゆうべのうちに」は、次の図のどこをさしていうのですか。図をかいて、どこだか書き入れなさい。書けた人は理由も書きなさい。理由が書けたら先生のところにもってらっしゃい。 
 書けた子から持ってくる。黒板にかかせる。子どもたちは、矢印を書き込んでいった。
それを整理するために、番号をうった。
 
      @ A B C D

子どもたちの考えと人数、その理由は次のとおり。
 @      0人
 A      8人     辞典には「ゆうべ」は夕方とある
 B     10人     辞典には「ゆうべ」は昨日の夜とある
 B〜C    3人
 C      1人     今朝の前は暗いから
 D      0人
 
その後話し合わせた。
・ゆうべは、夕方なんだからBやB〜Cでは遅すぎる。
・ゆうべには2つあって、この場合は漢字ではなくて、ひらがなの方。だから夜だ。
・おばあちゃんたちがつかっている「ゆうべのうちに」は夜のことだ。
 
時間が問題となったので、それぞれの番号の時間を確認した。@は夕方5時から6時頃、Aは7時、8時、9時頃 Bは真夜中 Cは夜中の2時3時頃、Dは朝5時か6時頃。
ここで、もう一度、人数を聞いてみた。
 
 @とAの間   1人
 A       1人
 AとBの間  15人
 B       2人 
 A〜C     5人
 
・野も山のうずめていましただから、A〜Cだ。
・ゆうべは昨日の夜だから、A〜Cはちがう。
・Aだ。「うちに」「ということは夜のどこかだ。
・Aはちがう。8時9時はまだゆうべじゃない。
・うずめるのは短時間ではできない。
・@〜Dだ。
 
最後にもう一度人数を聞いた。
 
 AとBの間  7人
 B〜C    2人
 A〜C    4人
 @〜D    4人
 
指示  今の考えをノートに書きなさい。