作文を書くときの注意
1 「です・ます」を使わず「である」を使う。(幼稚な文になるから)
2 きまりきった慣用句を使わないようにする。(文章の個性がなくなるから)
×テストは楽勝だった。→○テストはやさしかった。
3 あいまいな文にならないように、書いてから確かめる。
×国語は体育と同じように好きではない。→○国語も体育もきらいだ。
○体育は好きだが、国語はきらいだ。
4 「・・・・・して・そして・それから」などの語を使いすぎないようにする。
(幼稚で、わかりにくい文章になるから)
5 「、」(読点)は、意味の切れ目に打つ。一文に一カ所くらい。
6 「体言止め」は詩の書き方で、意味があいまいになりやすいから、作文には使わない。
7 「はじめ」には、感想や気持ちを書かない。(論理的な文章の書き方の練習だから)
8 「なか」をくわしく書く秘密はつぎのとおり。
(1)しなものの名・地名・数字はそのまま書く。
× ある日、町で友人にあった。
○ 十日午前四時ころ、山中ストアの前で吉田さんと会った。吉田さんは自転車に乗っていた。
(2)場面の中心を決めて、くわしく書く。
× 朝起きて、顔を洗って、食事の用意をして、弟を起こして、ご飯を食べて、かばんを持って、学校に行くと・・・・・
○ 朝、食事の用意のために六時に起きる。ご飯の火をつけてから、おかずの準備だ。まず・・・・・
(3)会話は改行しないで、つづけてよい。(小説とはちがうから)
(4)ことがらだけをくわしく書き、気持ち・感想は書かない。
× おかずのじゅんびは、なかなかめんどうだ。なぜかというと、・・・・・
○ おかずのじゅんびは、みそしるの実から始める。今日は、・・・・・
9 「なか」の具体例は、「まとめ」を書いてから選び直すと、よくなる。