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目の不自由な方の歩行介助

                        三条市立月岡小学校  田代勝巳
前時にアイマスクをつけてなりきり体験をします。この時間は廊下、階段などで歩行介助の模擬体験をします。体験しながら目が不自由な方への適切な介助の方法を知っていきます。アイマスクをつける子どもにはコースを知らせません。緊張感から、適切な介助方法を身をもって体験することになります。高野宏子氏の修正追試です。

準備するもの 点字ブロックの写真(2種類)、白杖、、アイマスク人数分 

発問1 (点字ブロックの写真を提示)これは何だと思いますか。 
 点字ブロック
発問2 何のためにあるのですか。 
目の不自由な人のため
説明1 これは点字ブロックといいます。点字ブロックには2種類あります。○だけのものが「とまれ」を意味します。長細い○が「その方向に進める」という意味です。 
発問3 (白杖を持って)目の不自由な方が横断歩道で立ち止まっています。
     まずはじめにするべきことは何だと思いますか。 
 実際にやあせてみる。自由に発表させたあと、どれが一番いいか話し合う。
説明2 目の不自由な人が立ちどまっているときにいきなり手をひいては、びっくりされてしまいます。一番最初は「どうしまししたか」や「なにかお手伝いできることはありませんか」とやさしく声をかけることが大切です。 
発問4 あなたが道案内をすることになりました。一緒に歩くとき、どの方法がよいで しょうか。
 A手をひいてあげる  B後ろから背中を押してあげる  C肩や腕を持ってもらう 
説明3  肩や腕を持ってもらうのがいいのです。前を歩く人の肩や腕の動きで道のでこぼこや障害物に気 付くことが出来るのです。また、目の不自由な方は自分の速さで歩く ことが出来ます。止まりたいときも引っ張って知らせることができます。でも実際には「肩をかしましょうか」と一言声をかけたほうがもっといいでしょう。 
説明4  では、実際にアイマスクをかけた人と歩く練習をしてみましょう。
  大事なことをひとつだけいいます。いっしょに歩く人は、アイマスクをしている人の目の代わりです。ふざけていると大けがをします。真剣に、ゆっくりとお手伝いして歩きなさい。
 やりかたを説明します。
@ 二人一組で行います。 コースはひみつです。お手伝いする人にだけコースを知らせます。 アイマスクをかける人は実際に見えないだけでなく、どのコースを歩くのかまったくわかりません。
(コースの中に階段、曲がり角、段差を入れる。ただし、安全には十分注意する。)
A お手伝いするときは、安全に歩いてもらうためにどんなことをしたり、いったればよいか考えてお手伝いしなさい。
Bアイマスクをかけるときは、どんなとき怖かったか、安心だったか覚えておきなさ い。終わったペアからノートに書いています。
C 先にお手伝いする方が決まったペアは立ちなさい。お手伝いする人はコースを知らせます。廊下にいらっしゃい。残った人はアイマスクをかけて待っていなさい。 
指示1 先生の合図があったら出発しなさい。 
指示3 感想を発表しなさい。 

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