ふるさとの木の葉の駅
平成13年3月8日
田 代 勝 巳
「ふるさとの木の葉の駅」の修正追試。4年生に実施した。向山洋一氏の実践での中心発問のあとの発問は省略した。発問9の絵にかき検討するところまでとした。3時間分の授業である。
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ふるさとの木の葉の駅
坂村真民
この駅で
いつも母が待っていてくれた
駅には赤いカンナの花が咲き
車窓にそれが近々と迫ってきた
母のいないさびしい駅を
わたしは 息をのんで過ぎていった |
指示2 書けた人は、黙って覚えていてごらんなさい。 |
列指名で読ませる。読み方を確認する。
列指名で読ませる。
発問1 「わたしは息をのんで過ぎていった」なのですか、それとも「わたしは 息をのんですぎていった」なのですか。 |
一字分空いていることを確認する。
指示6 この詩を読んで、わかったこと、考えたこと、思ったことをノートに書きなさい。 |
5分待つ。
意見を聞き、死んでいるか、ただ駅に来ていないだけかで討論する。
発問3 「いつも母が待っていてくれた」と「いつも母が待っていた」では、どうちがいますか。 |
毎日毎日なのか、ふるさとに帰ってくる度なのか。
発問5 車窓とは、車の窓です。この場合は列車です。どんな列車に乗っているんですか。 |
発問6 この列車は駅に止まったのですか。それとも止まらなかったのですか。 |
発問6 「それ」とは何を指しますか。ノートに書きなさい。 |
挙手ー指名
子供の考えを板書
人数をきく
発問7 この詩の中で大切な言葉を選びなさい。何々と何とノートに書きなさい。 |
挙手ー指名
子供の考えを板書
人数をきく
発問8 「わたしは 息をのんで過ぎていった」のところが一字分あいています。この時何かを思ったはずです。過ぎた瞬間です。何を思ったのでしょうか。書きなさい。 |
書けた人から5名ほど発表させる。
発問9 列車が走っています。視点が動いています。駅があります。その時、第1連をA、第2連をB、第3連をCとします。それぞれどこらへんのところでどれを思ったのですか。絵にかきなさい。 |
図を書きながら発問する。
(駅) 列車
できた子から板書する。その後、子供が説明する。人数を聞き、討論へ。
意見を整理する。
おかしなものはつぶす。
Aは駅が見えているときなのか。だとしたら、「この」ではなくて「あの」ではないか。
一連・・・・この
二連・・・・それ、迫ってきた
三連・・・・わたしは○ 過ぎていった
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【参考資料】
『国語の授業が楽しくなる』(向山洋一・明治図書)
『教師の成長は子供とともに・6年の学級経営』(向山洋一・明治図書)
『向山洋一年齢別実践記録集第17巻 ふるさとの木の葉の駅の授業(ランダム)』
『向山洋一年齢別実践記録集第20巻 完全原本・幻の「学級通信アチャラ」』
授業テープ「ふるさとの木の葉の駅」(東京教育技術研究所)