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「母をおもふ」(八木重吉)の詩を分析批評により3時間で授業する。
指示1 「母をおもふ」全員で読みます。さんはい。
発問1 「けしき」を漢字で書くとどうなりますか。ノートに書きなさい。
一人を指名して板書させる。「景色」
ほかにないかきく。
子どもからでなければ、国語辞典をひかせて「気色」があることを確認する。
発問2 「景色」とは風景のことです。では「気色」とはどんな意味ですか。
国語辞典で「ようす、ありさま」であることを確認する。
発問3 「けしき」を見ているのは誰ですか。
話者(重吉)
発問4 「あかるくなってきた」とあります。「あかるくなってきた」と「あかるくなった」では、どうちがいますか。
「あかるくなってきた」は、だんだんとあかるくなっている途中を表し、「あかるくなった」はすでにあかるくなっている状態をあらわす。
発問4 「あかるい」とは、どういう意味ですか。
予想させた後、国語辞典をひかせる。
「よく見える」という意味があることを確認する。
発問5 話者と母は近くにいるのですか。それとも離れているのですか。
「近くにいる」「離れている」かノートに書かせる。理由も書かせる。
人数を確認。
互いの理由を発表する。
その後、討論をする。
次のような理由が考えられるだろう。
【近くいる】
母のけしきがみえているから。
あるきたくなった。と言い切っているから。
「いくどでも話しかける」と言っているから。
【離れている】
「あかるくなってきた」であって、「あかるくなった」ではないから。
「いくどでもはなしかけるだろう」と「だろう」という予想した言い方になっているから。
「母をおもふ」という題名は母のことを思いだしているから。
発問6 母は今どうしているのですか。ノートに書きなさい。
ノートに自分の考えをまとめさせる。