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「雪」(三好達治)の授業。向山洋一氏の授業CD「雪」(東京教育技術研究所)をもとに授業した。2004年2月4日、6年生を対象にして授業したものである。
雪 三好達治 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。 |
1 イメージ
教材文を配布。
指示 1回読んでごらんなさい。
指名して読ませる。
教師の範読。(子どもに目をつむるよう指示)
発問 どんな風景がうかんできましたか。(6秒の間) 風景に浮かんだ、言葉だけをノートに書きなさい。
発問 家があったらば、ドアがあったらば、ドアを開けて家の中に入ってごらん。
発問 全体として都会の風景なのですか、田舎の風景なのですか。
田舎であることを確認する。
指示 みんなの頭の中に浮かんだ絵は、田舎の風景なのですね。もう1回目をつむって。その風景をそれぞれ描いて。戸があります。中をあけてみて。中に入ります。そこまで自分の風景を描いみて。もう1回戻ります。目をあけます。
2 助走
発問 太郎と次郎はどういう関係なのですか。
挙手−指名で聞いていく。
ここでは答えを確定しなくてよい。どういう考えなのか把握しておく。
発問 雪は今降っていますか。やんでいますか。
発問 昼ですか、夜ですか。
発問 「降るつむ」ですからどれぐらい降っているんですか。
発問 地方で言うとどのへんですか。
発問 太郎と次郎はどういう関係なのですか。
最初の指名なし発表で「家の数」について言った子を指名し、もう一度読ませる。それをもとに、太郎と次郎の関係と家の数を確認する。(兄弟であれば家は1つ。太郎という子と次郎という子がただいるのであれば家は2つ。それ以外もあるかどうか。)
発問 家数をききます。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。」 風景の中にでてくる家はいくつなのですか。
1つなのですか。
2つなのですか。
それ以上なのですか。
これは太郎と次郎はどいう関係なのですかと同じことですね。
1つというのはきょうだいということなのか。
2つというのは太郎と言う子と次郎という子がいるのか。
それともそれ以外なのか。
挙手で人数を確認。
指示 なぜそう思ったのか理由を書きなさい。
発問 屋根は一つなのですか。二つなのですか。強いて言うのならどちらなのですか。
発問 家は二軒ですか、もっとたくさんですか。
発問 この詩は、二人だけのことを言ったのか。それてもたくさんのことを言ったのか。どちらの方が詩らしいですか。いいですか。
発問 2人だけのことを言ったのだという人に聞きます。2行で終わるのならば、2人だけならばなぜ「太郎を眠らせ・・・次郎も眠らせ・・・」で終わる形にしないのですか。
発問 太郎と次郎を眠らせたのは誰ですか。ノートに書きなさい。
指示 もう1回、読んでごらんなさい。
指示 〜さん、最後に読んでください。
終わります。