作中人物のすべてにかかわりあい、主想を直接に担っている人物をいう。主役、主人公 『批評の文法』(井関義久著・明治図書) |
中心人物が違えば、実は主題も違ってくるのです。 向山洋一氏、(『ツーウェイ』No.93、P.48) |
「 主人公」の条件 @誰の話か。誰についての話なのか。 A最後に心に残る人物は誰か。 B主題の体現者は誰か。 Cしばしば登場するのは誰か。 Dしばしばクローズアップされるのは誰か。 野口芳宏氏(『ツーウェイ』No.93、P.49〜50) |
中心人物を見つける際のものさし 1 クライマックスの場面で、ものの見方、考え方、気持ちなどが変化していく(した)人物 2 話者が、その人物の心の中に入り込んでいる。それも登場人物の中で一番多い。 3 作中事件のすべてにかかわりあっている。 4 登場回数が最多の人物 槇田 健氏(『ツーウェイ』No.93、P.53) |
もっとも大きく変革する人物を「主役」とする。そして「対役」は「主役」を変えさせる人物(もの)とする。 木村孝康氏(『ツーウェイ』No.93、P.55) |