「土」(三好達治
                    

 TOSS SANJO   田 代 勝 巳
                            2001.2.21
『分析批評で授業が変わった』(石岡房子・明治図書)P.73〜94、『続国語科発問の定石化』(大森 修・明治図書)  P.118〜121 をもとに追試しました。

授業記録はこちら(テープおこし)
 
















































 
 
指示1 これから書く詩をノートに写しなさい。 
 「土」を板書し、写させる。早く書き終わった子には、黙って覚えているように言う。
指示2 読んでもらいます。読めない字はでたらめでいいので、適当に読んでごらんなさい。 
 列指名で読ませる。
 「蟻」「蝶」「羽」の読み方を確認していく。
 「羽」(旧字体)、「やうだ」−「ようだ」も確認する。
指示3 覚えるまで声に出して読みなさい。 
指示4 全員で読みます。さんはい。 
発問1 話者の目には何が見えていますか。見えているもの全てをノートに書きなさい。 
「蟻」、「蝶」、「蝶の羽」、「ヨット」、「土」がでるであろう。
 おかしなものはないか聞いていく。(ヨット、蝶)
 蝶と蝶の羽で簡単に話し合わせてもよい。
  「見えているのは蝶ですか。それとも蝶の羽ですか。」
発問2 話者の目と蟻がひいて行く方向を書きます。@ABのうち、どれが正しいでしょうか。 
  ノートに考えと理由を書かせて討論する。

   A B
    
    →  @
    目
 
 人数を聞き。理由発表、そして討論へ。
発問4  話者は、A立って見ていますか。Bしゃがんで見ていますか。Cねて見ていますか。どれですか。ノートに書きなさい。 
 これも人数を聞き、理由を発表させる。
 簡単に討論させてもよい。
 
発問5 この詩に使われている比喩は何ですか。またそれは何を比喩しているのですか。ノートに書きなさい。 
  ヨットのようだ−蝶の羽をたとえている
補助発問1 作者は、蝶の羽をヨットにたとえています。だとしたら土は何にたとえたらよいでしょうか。 
  海
説明1 「〜ようだ」「〜みたい」という比喩を直喩、土を海にたとえるように、「〜ようだ」をつかわない比喩を暗喩といいます。 
指示5 ミニ評論文を書きなさい。 
 

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