（参加者） 斉藤、高野、近藤、小林、高野（久）、高原、捧、郷、川上、藤崎、内田、井上、田代の１３名
１ 模擬授業
（１）内田 百人一首指導 評定Ｂ７
①序歌の読み間違いがあった。経験のある子には違和感がある。正しく読む。
②まがふ→まがう、がう→ごうと正しく読む。
③２回目はスピードアップさせて読む。
④お手つきルールの説明は、もっと早いタイミングで行う。
⑤目線を上げようとしていた。上の句を見たら、下の句は見ないで読めるようにする。
⑥誉めるときは全体を見て。
⑦始めの５文字は言い切るように読む。
⑧２回戦を行うときの移動は、その場の状況で指示を考える。
（２）田代 国語 太陽 Ｂ８
①大きく２つに分ける意図が不明
②倒置の説明が納得できない
③唐突な発問が続いた。
（３）井上 ３年算数 わり算 Ｂ５ Ｃ５
①矢印や図を書かせているが、子どもからすると、やらされている感じがする。
②図が、実際に分ける動きに対応していない。
③実際に分けさせてみる（自由試行）のがよいのでは。
④教科書の図に書かせるのはしないほうがよい。また、○を書くのか、あめの絵を書くのかわからない。（指示の出し方）
⑤前回と違い、教師に子どもを見ようという意識があった。
⑥子どものノートをのぞき込むのなら、子どもの中に入って来ればよい。
⑦読み方を「よってもよかったね」と褒めていたが、実際はちょっとずれていた。すぐ進む方がよい。
（４）捧 ２年算数「たし算とひき算（１）」 Ｂ ５，Ｃ ５
①させられているだけ。何のためにやっているか分からない。
②教科書からすぐに入ってもだいじょうぶ。
③百玉そろばんから，板書に入ったところは自然に流れてよかった。何をしているのか確かに分からないが，教師のチェックが入るので，作業を進めることができた。進めているうちに，イラストからテープ図に書き換えることが分かってきた。
④イラストを四角で囲むとき，「四角で分ける」と言った。「足すのに分けるのは変。」と思った。不用意な言い方で子供が混乱する。
⑤四角を一筆書きで書いていたが，その書き方でいいか。（四角の書き方を練習するのではないから，さっと書いてよいのではないか。）
（５）高野（久） ３年国語 「わたしと小鳥とすずと」（金子みすず） Ａ１ Ｂ１１
①画像を出す意味が分からない。
②○○な詩と書くとき，分からなかったので他の人の発言を参考にした。
③詩の紹介が本教材へつながるのか。
④詩を紹介されても３年生には分からない。
⑤提示するなら，本教材と同じ定型詩をもってくる。
⑥提示した詩も，範読したほうがいい。
⑦暗唱して範読するならしっかりと暗唱する。
⑧なぜ，暗唱して範読したのか。
（６）齋藤 食「米粉の授業」 評定 B12
①自給率が難しい。わかりやすく語る。
②「肉や油が増えた」というのは、強引。
③自給率のグラフは情報が多い。見せ方も工夫せよ。
④「国として成り立たない」とは、どういうことか、分かりづらい。
⑤「輸入」の文字が見えづらい。
⑥「輸入がストップする」ということに切実感が薄い。
⑦組み立てを再考せよ。
（７）藤崎
（８）小林社 会「国風文化」 評定 A1 B11
①道長の和歌の意味を考へる時間が欲しい。
②発問や指示が並列的。相互の繋がりが有ると楽しい。
③「平安時代について勉強します」の言葉が授業開始後即欲しい。
これが無いと訳が分からない内に授業がダラダラ進んでしまふ。
④「今日のお勉強のキーワードは○と□と△です。
三つのキーワードを使つて今日のお勉強を纏めなさい。」と授業を締め括る。
⑤発問と答へを正対させる。
「どんな文字でせう」→「平仮名です」では×。
⑥国文学が世界に先駆けて生まれてゐた事に重点を置くのなら，それに関はる情報を
前段にもつと盛込む。貴族の話は不要。
⑦「源氏物語誕生はシェークスピアの何年前か」より
「源氏物語誕生して何年後にシェークスピアの文学が誕生したか」の方が考へ易い。
⑧源氏物語はイソップ童話に影響を与へてゐる。そのやうなエピソードも盛込む。教材研究を。
⑨今回の授業は考へる材料が子供側に有り，授業に付いて行けた。
（９）郷 低学年音楽「手遊び歌・グループ作り・わらべうた」A２ Ｂ10
①最初の手遊びうたをもっとやるのかと思った。まん中のグループ作りで手遊びをしながら動くのかと思った。
②グループ作りで、罰ゲームはいらない。悲しくなる。励ましの言葉がけがほしかった。
③グループ作りでは、ＢＧＭをキーボードで弾くのでなく、ＣＤやバソコンから音楽を流すなどの方法もある。
④「なべなべそこぬけ」で、できないところがある。どうやれば一人だけが「かえる」のか。みんなが「かえる」ことができるのか。しゃくぜんとしない。
⑤「なべなべそこぬけ」をみんなでしたとき、互いの距離が縮まっていくよさはある。
⑥準備運動が長いすぎる。
（10）近藤 道徳「皿の中に絵を描くー夢中になって料理作り」 評定 オールＢ
①最後の「頑固な人。」と教師がまとめてしまうのではなく，発問をし，どんな人かを考えさせた方がよい。
②特別有名な人，何かを為したすごい人物ということではなく，身近な人，地元の人，一生懸命仕事をやっている人を取り上げたことはよい。子どもたちも親しみが沸く。
③ニートの問題もある。仕事に打ち込む，仕事のすばらしさということでも，組み立てを考えていくとよい。
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