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TOSS SANJO 第73回例会
                         2005.2.13(日)   14:00〜17:00  於 三条市中央公民館
 
(参加者) 斉藤、高野(宏)、近藤、小林、高橋、捧、高野(久)、川上、河野、中澤、田代、内田先生の12名。
       
1 模擬授業
(1)高野(久)

(2)田代 1年算数 減減法のひきざん A4 B6
@サイトづくりで、車のイラストから赤丸の表示へ切り替えが変化しすぎる。車が自然と赤丸に変化するように配慮する。
A全てをPPで提示するのではなく、ペンを使って書き込む場面も入れる。特に、「さくらんぼ」を表示するところは、実際に書いた方がわかりやすい。
Bサイトだけでは、子どもの思考がついていかないところがある。あくまでも、子どもの思考にそって、緩急をつける必要がある。

(3)捧 2年算数「1000より大きな数」 オールB
@1000のかたまりから数えさせたが,100のかたまりから数えた方がよい。
A千のかたまりがどれなのか分かりづらい。教科書の絵が分かりにくい。
B「100が何こ」という問題が難しい。ここは,子供が混乱しやすいところ。絵は,ここで扱う。百が3個。百のかたまりを囲む。「3」と書かせる。千のかたまりは100が10個。千のかたまりを囲む。「10」と書かせる。もう一つ
千のかたまりがある。鉛筆で囲んで「10」と書かせる。これで「百が23個」と求めさせる。
C文の表現を変えることもできる。「2300は100を何個。」を「2300は100が何個。」というように「100が何個」という形に変える。
D「10が○個でいくつ」をたくさんやって,どんどん書かせてできるようにさせる実践もあった。


(4)齋藤 算数「重さの計算」 評定 A2 B9
@つかみの部分はよかった。
A「いくらでしょうか」で金額か重さか混同した。
B引き算を目に見える形にしたのはよい。
C1枚と1gと1円が混在して難しくなった。
D□2は、「いくらでしょう。」と聞く悪問。 その後も金額を聞く問題はないので、 「いくら」を「何g」にかえてもよいのではないか。
E発問6のあとで、理由や判断を聞いてしまった。


(5)河野

(6)小林 社会「日本とパラオ共和國の國旗」 評定 A1 B10 C0
@最初の15秒の掴みが弱い。
 ・「ある國の國旗です。何処の國の国旗でせう。」と問ふ。
 ・両國の國旗を重ね合はせて比較させる。
A説明が長過ぎる部分有り。説得力が低下する。
 ・画像が欲しい。(パラオの小学校の写真等をユニセフHPで探す等)
 ・事実を示し淡々と述べる。
 ・「“スティーブ・ウメタロウ”といふパラオの国会議員が居ました。“スティーブ”と“ウメタロウ”,どちらが苗字でせう。」と問ふ。
Bパラオを統治してゐた他国(米,独,西)と日本の違ひをもつと強調すべき。
C米,独,西の國旗も示した方が分かり易い。
D「日本に占領されてゐた“のに”日本の國旗をモデルにしたのは何故でせう」と問ふ。その方が授業の狙ひに迫れる。
E癖を直すべし。
 ・授業の最初,途中に時々「えー」が入る。 
 ・言葉が突然途切れる事がある。子供側はドキつとする。
F次の点は良かつた。
 ・地図帳でパラオ共和国を調べる事。
 ・どの國に支配されたかを示した事。(提示する文字をもつと大きく!!)
 ・パラオの國旗の「円」が少し左にずれてゐるエピソード。


(7)高野(宏)

(8)川上

(9)近藤 道徳「陰で安全を支える人 サインづくり 」    評定 A9 B2
@プロジェクターを効果的に使い,つかみの15秒よかった。
A最後までおもしろく考えることができた。
B後半,津波のサインに入る前からの組み立てを変えると,さらに効果的になる。
Cサインがなかったら困ることは,災害の画像を出し,サインと結びつけて命が助かったことを書かせていくとよい。
D最後の発問10は,再考するとよい。最後の発問を受け,教授の言葉「世界共通の・・・」へ結びつける流れにしていくとよい。
E長岡防災センターの所長さんにお話をお聞きするとよいであろう。災害の時に困るのは,その国の言葉のわからない外国の人である。そのことも盛り込んでいくとよい。