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第661回 TOSS SANJO例会

 
【 参 加 】三浦、熊倉、佐野、塩谷、山田、田代
1 模擬授業
(1)熊倉 4年算数 「2つの量の変わり方や関係を調べよう」
周りの長さが16㎝の長方形、正方形を書いて縦と横の長さの関係を調べるところ。
① 周りの長さが分からない子がいる。→ぐるっと1周

② 先生問題の後の本丸16㎝の図形をかくところでは、先生問題でも見通しの立たない子のための手立てが必要である。
→ かけた子にどうして作ることができたの?と尋ねて説明させる。「縦と横を足して8㎝になる」のように言わせる。これは本時で表から発見させたい「きまり」の一つである。序盤に出しておくこともよい。
(2)塩谷 3年道徳「よわむし太郎」

(3)三浦 1年図工「恐竜とおさんぽ」
①寺田真紀子先生の追試、(酒井臣吾先生原実践)コピー用紙を4つに折り、
〈1〉に好きに、恐竜を書かせる。
②〈2〉にスモールステップで描く。体「レモンの形」顔「〇、口と目を描かせる。
③首をつなぐ。
④尻尾を力強く描く。
⑤足は〇を描き、つなげる。後ろは太くて力強く描く。

〈3〉に後ろ向きの恐竜を描かせる。
 

(4)佐野 1年国語 スイミー国語1年 「スイミー」最後の2ページ
〈発問〉
1スイミーは何を教えましたか
2「ぼくが目になろう」と考えたのはいつですか
3海で一番大きな魚のふりをするのは、すぐできましたか。
※発問2、発問3に対する根拠の文が配布した資料にありませんでした。修正します。
〈検討〉
1 スタートをそろえる
  教えたと書いてあるよ。指でおさえてごらん。
 (開いているね。見ているね。)
2 作業を入れる
  指で押さえましょう。〇で囲みましょう。お隣と確認。
  やっていない人隣の人やってあげている。〇の列があります。
3 倒置法
  「そうださかなのふりをして」順番が変だよね。
  例 先生がトイレに行きました。
    トイレに行きました。先生が
4 先生対子供の構図をつくる
  意見が対立しない場合は、先生がわざと間違える。
  子供たちが、先生に反対そのための根拠と理由を探す。「どこに書いてある?」
5 対応
  そうだよな。練習をしていないとだな。
  そこではなくて、もうちょっと前。もう1回チャンスあげるから。よし。




(5)田代 6年算数 図形
①ベン図を扱う
②定義を確認する。
③ベン図的思考が小学校にあまりないので、取り入れる。

(6)山田 


【三浦氏 例会報告】

熊倉先生 4年算数 「2つの量の変わり方や関係を調べよう」
①周りの長さが4cmの正方形をノートに書かせる導入であった。
②周りが10cmの長方形を書いてから、教科書の内容に入るので、わかりやすい。
③「まわりの長さ」の確認が必要である。
④表は、一部だけ絞って見せる方が、注目しやすい。

⑤二つのきまりは、箇条書きにしてまとめる。

塩谷先生 3年道徳 「よわむし太郎」
①最初は、弱虫であったと考えている子と弱くはなかったと考えている子がいる。

②「〇〇太郎」とネーミングすることろは、楽しい。
③山田先生の代案 
❶太郎は何歳くらいと考えるか。(年上)
 
❷太郎のすごいところはどこか。
 
❸大きな涙をこぼしたのは、弱虫だったからか。

④田代先生「よわむし太郎」と言われなくなったのはどうしてか。

佐野先生 1年国語「スイミー」
①大きな魚にすぐになれたのだろうか。

②練習の時間は、どれくらいだったのだろうか。
③「どこに書いてあるか。」「どの言葉からそう思ったか。」など、あくまでも、言葉を根拠に考えさせる。
④低学年では、子ども同士の意見が分かれると、考えにくい。

子ども対先生となり、先生がわざと間違えて、子ども達を団結させていく。
低学年が集中するのにも、有効な方法である。

田代先生 6年算数「いろいろな平行四辺形」
①いろいろな四角形を書いて、図形の復習をする。

②2年で習う「四角形」の定義をいう事ができなかった。
(4本の直線に囲まれた形。長方形:長方形は、「4つの角がすべて等しい四角形」
③ベン図を書いた。

④「三角形」「ご飯・卵・ケチャップ」「1~10、2の倍数、3の倍数のベン図」を書いた。ご飯のベン図を書くのが面白かった。

山田先生「義務教育程度の学力があれば」と新潟県でも延長されたコロナウィルス蔓延防止法の見方について教えていただいた。
宇佐美寛氏が、大学の講義で、データーを自分で表やグラフにすることをなさっていた。データーの数字を、自分で整理し、意味を考えることは、大切である。
【熊倉氏 例会報告】
1 塩谷先生 3年 道徳 よわむし太郎
初任にもかかわらず授業がとても上手で、いつも驚化される。
教師修行に励み自己をアップデートされる姿に刺激を受ける。
「初めからよわむしだったのか」という「よわむし」に着目して考えさせる発問がとても参考になった。
2 三浦先生 1年 図画工作 恐竜に乗って
三浦先生の見本画四つに釘付けになった。

見本画を見た子どもたちの目の輝く様子が想像できる。

恐竜の描き方の教え方のステップと作品の作り方が分かった。
4年生で行っても熱中すると思った。
3 佐野先生 1年国語スイミー
本文から証拠を見つけさせるための発問や教師とのやり取りについて学んだ。

1年生担任の必須技術である「わざと間違える技術」は、子ども内の意見の対立構造ではなく教師対子どもの形で授業に熱中させていくことができる。