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第642回 TOSS SANJO例会

 
【 参 加 】 三浦、井上、熊倉、佐野、佐藤、小山、山田、田代

1 模擬授業
(1)佐野 1年算数 10より大きい数
0 テンションを高く
1 100玉そろばんを使って目でも耳でも入れる。
10と3でいくつ カシャンカシャン
2 11~20までの数をかいて読むことを先にやる。子供にとっては分かりきったことなので例題より先に踏まえる
3 前時、10のまとまりをつくると数えやすいを押さえておく。図はとばない方がいい
 誤答を生かす。10と9だから109だね→ちがう!まとめ 10のまとまり□個ばらが□個で□
 練習問題クイズとしてだす。12はどれだ? 指でおさえてごらん。
6 13の1は何を言っているのか?→(1年生はまだいい)
7 2に関連して、プレテストをやってみる。


(2)三浦 1年算数「大きなかず たしざんとひきざん」
昨年度は、位をそろえる方法で教えた。
その方法もよかったのだが、
時間が経つと混乱する子がいた。
そこで、今年度は、別の指導法について調べていた。
 越前例会で平田先生に
「さくらんぼ計算」の方法を教えていただいた。
例会にかけると、位をそろえて筆算で行う方法も出された。
それも選択の一つではあったが、
次に続く『くり上がりのたし算』のことを考えて
今年度は、さくらんぼ計算で指導してみることとした。
 
12+3の計算
12を10と2に分ける。
3+2=5
10と5で15です。

(3)井上 風景印
①風景印とはどの郵便局にあるのか。→20000局のうちの10000局くらい。
②最後に自分たちで近くの郵便局の風景印を考えさせるのはおもしろい。
③みんなが担任の残暑見舞いで風景印をもらっているので、身近に感じるだろう。


(4)小山 5年算数 円の面積

(5)熊倉 4年国語 詩 ぼくは川 
①一字読解ではないとの指摘を受けた。
 一字読解とは誰でもできる問いをだし、一文字、一文字をきちんと読ませることを目的にした授業方法をさす。
②「のたうつ」「ほとばしる」辞書を引かせなけらばならない。
③漢字に直す・・・必然性が感じられない。
④川の様子をやり取りを通してイメージさせたい。
 最初の2行「じわじわひろがり せをのばし」が勝負。
⑤教材研究が浅い。


(6)田代 5年国語 詩「いま始まる新しいいま」
①詩の学習の最初にやること
 題名・作者 連 表現技法
②分かったこと、気付いたこと、思ったこと
③第一連を漢字2字にすると何ですか。
 人間 
④第2連は?
 自然
⑤第3連
 歴史 過去 世界
⑥第4連
 生命  出発 
⑦いま始まる新しいいま
 最初の「いま」と最後の「いま」は同じ意味ですか。
⑧「いま」には、現在の今、
 「今、行きます」のように少し未来の今
 「今の人、だれ?」のように少し過去の今
があります。
 だとすると、
「いま始まる新しいいま」は、それぞれどれにあたりますか。

2 レポート
(1)佐藤 学級通信

(2)山田 教師としての過去、現在、そして未来へ

【例会報告】
1 熊倉氏より
佐野先生 1年算数 10〜20
①笑顔でテンションを高める
②百玉そろばんで10と1で11、10と2で12を何度も行う。
③わざと間違えて正しく言わせ理解を促す。11を101として間違えてやる。
小山先生 6年算数 円の面積の公式
①子どもの意識の流れを考え公式作りに移行していく。
②TOSSランドにあるサイトから、円を等分して長方形の形に近づけていく映像を見せる。
③公式作りの際に、「公式は短い方が良い」という趣意を伝え変形させていく。
三浦先生 1年算数 12+3
①答えを確定してから立式させることで授業が安定する。
②仕組みの後はさくらんぼを使ったスキルの習得へ移行する。
③問題文「3こもらうと」が2通りの意味に取れる。
井上先生 総合 風景印
①地元の特産物が詰め込まれており、子どもは感激する。
②ご当地の風景印があるか確認すると良い。
③なければ自分たちで作るダイナミックな活動も考えられる。
田代先生 6年国語 詩 いま始まる新しいいま
①詩の自力読みの方略を子どもたちが心得ている。題名、作者、連、技法。。。
②連を漢字二文字で表現させる活動を通して自然と中身を検討させることになる。
③題名を検討させる。「いま」と「いま」は同じですか違いいますか。
 図示し、いつのことですか。
佐藤先生   学級通信のタイトル募集の依頼文書  特設音楽
①新学期のカンフル剤のようで実践の瑞々しさを感じた。
②音楽際の目標をテキストマイニングし、全体の目標を作る。
③特設音楽の計画と分担が明確であり、先生方を巻き込んだ指導体制を作っている。
山田高広先生  学校作りに関わる研究
①研究主任に大事なものは、指示、命令ではなく共感、共鳴である。
②現在は教育行政の時代。カリスマの時代でもない。学校の課題を掴み問題解決できる教師が求められる。
③課題解決をし、3年以内にシステムを作り出す教師が問題解決をできる教師である。 

2三浦氏より
佐野先生
1年算数「おおきなかず」の授業であった。
10が1こと、バラが3こで13こです。
言い方を確定して、練習することは大事である。
 井上先生
「風景印」の授業
新潟市西蒲区の風景印を紹介された。
「鯛車 米百俵(小林虎三郎に送った三根山藩がある) 角田山」
社会貢献活動ができたころ、
熊倉先生が中心になり、
一子先生もご一緒に子ども観光大使を行ったことを思い出した。
 小山先生
6年 算数 「円の面積」
偶然にも平田晶子先生のコンテンツに作られていた動画を
TOSSランドから紹介された。
およその数量の感覚、
塗る、囲むの作業がやはり大事であると感じた。
公式は短ければ短いほど子どもにとっては、分かりやすい。
佐藤先生
音楽祭の取り組みを中心にした学級経営
子どものやる気に灯をつける取り組みと仕事術を教えていただいた。
自学校では、歌うことも鍵盤やリコーダーも控えることに先週決まった。
開催できるように祈っている。
熊倉先生
4年 詩 「ぼくは川」
私も何度か授業を受けたことがあるが、
解釈が難しいと感じていた。
今回は、山田高広先生が解説してくださり、
暴騰の部分をイメージすることができた。
田代先生
国語 6年 詩「いま始まる新しいいま」
詩の読み取り方の型を教えていただきながら、読解を進めていった。
「いま」の定義が、3つもあったことに驚いた。
確かに考えると、そうなのだが、気が付けない視点である。
山田高広先生
春から教頭先生になられた。
赴任した学校での問題点と大学院で修士論文とTOSSで学んできたことをリンクされてお話された。
『気概をもて』というメッセージを感じた。