1 模擬授業
(1)井上 参加型朝黒板の実践報告
①本来は校長の方針や学校の教育目標を分かりやすく教室に持ち込む手段として用いている。今回は参加型を目指して、参加しやすい内容を考え試行錯誤している。
②給食の献立、プール、しりとりは参加した。
③アニメのキャラクターの少し難しい漢字を書いたのはイレギュラーだが、使えそうである。
④1人でもやる子がいると、続く子が出ることがある。まずは続けてみる。
(2)塩谷 小3道徳『マリーゴールド』
①三つの場面にわけ,月ごとの気持ちの変化を追う
②導入部での経験の想起
(どんなお仕事をみんなはやってる?→辞めたくなったことある?)
③仕事をする上でどんなことに気をつけたい?
(3)三浦 俳句 向山国語に挑戦課題
俳句「稲妻にへなへな橋を渡りけり」小林一茶
基本的な流れで行う。
①読ませる。
②季節・季語
③話者に見えるもの
④対比
⑤感動の中心
⑥解釈文を書かせる。
人物や雨が降っているかなど具体的に問うことで、更に解釈が深まる。
自分では広げられなかった発問を教えていただいた。
対比も、考えだすと、哲学だと感じた。
(4)熊倉 4年 算数 2けたでわるわり算 80÷20
・図で答えを求めさせる指示「何人に分けられますか。一人分を囲んで調べなさい。」
・ひろとさんの考えの生かし方 4例
① ひろとさんの式、8÷2を読んで「これ間違っているんじゃないですか。」と煽る。
② 読み方 8たば わる 2たば
③ 基本型 1 80÷20の 0を指で隠す。
④ 基本型 2 0を斜線で消して10のたば8÷2とする。
熊倉4年 算数 2けたでわるわり算 140÷30
・ 140÷30
14 ÷3 =4あまり2
「あまりは2でいいですか。」
「10のたばが2たばある」
気づかせたいポイント、これは子どもの口から言わせる授業でなくてはならない。
(5)田中 6年社会 聖徳太子
(6)田代 6年算数 倍と割合
①全ての文章題を「~は~の~倍」という形で要約する。
②「~の」に線を引く。
③その下に1を書く。
④わかっている数値を書き込む。
⑤分からなういとこはx。
⑥面積図にする。
⑦式を立てる。
【熊倉氏例会報告】
三浦先生 俳句 稲妻にへなへな橋を渡りけり
・発問によって一読しただけでは見えない情景が浮かんできた。
・句の区切り、話者が見えるもの、対比を問う汎用的な発問から、この句に限って読解を促す発問まで、とても勉強にになった。
・教材研究として「対比」を意識したい。
塩谷先生 3年 道徳 マリーゴールド
・内面変化型の教材。変容の要因を分析的に読む。
・導入で「勤労」に関わる生活体験を言わせておくと、終末での自己の振り返りにスムーズに繋がる。
「仕事をする上で気をつけたい(大切にしたい)ことは何ですか」
田代先生 6年 算数 「分数倍」
・授業冒頭、今日の学習は「〜は〜の何倍問題」と方向付けていた。
・もとにする量に線を引いて下に「1」を書いて面積図。
・言葉を削った作業指示で、みるみるうちに立式できた。
田中先生 6年 社会「聖徳太子」
・発問、思考、作業の安定した授業の流れがあり心地よい授業だった。
・学習のまとめの後、エピソードをタブレット端末で調べる「探求」を行うところが勉強になった。
・歴史は人間ドラマや生き方が入ってくると面白くなる。
【三浦氏 例会報告】