1 模擬授業
(1)井上 6年算数「分数×分数の計算」計算の工夫
①昨年の田代先生の「カップラーメン」の追試。
(a+b)×c=a×b+a×cがカップラーメンで表せる。
②a×b=b×aの式は長方形を斜めにして、どちらもあらわせることを示す。
(2)三浦
① 教師がわざと間違えながら、進めていくやり方が有効そうである。
② 並び変えるための、スペースが必要である。ホワイトボード上で収まらないかもしれない。
③ 私は、縦に並べることを想定したが、田代先生は横に並べていた。横に並べる子どもがいると考えられる。
④発問により、子どもが混乱する可能性が大きい。
⑤具体物を、ブロックに置き換える子が出てくると考えられる。
⑥具体物を、ノートに〇として、書く子も考えられる。
⑦縦の絵グラフは、初めて学ぶことである。教師がしっかりと教える。
(3)熊倉 4年 算数 四角形の関係「対角線の性質」
台形、平行四辺形、ひし形、長方形、正方形のうち、
正方形を取り出して、
対角線の性質を全体で確認して他の4つを調べさせる展開で授業をした。
・「向かい合う」の概念を具体的に教える。
・コンパスは円を描くと思いがちなので、長さを測りとれることを演示して思い出させる。
熊倉4年 国語 要約するとき
100字程度で要約するという課題が教科書に載っているが、
例として挙がっているものが100字をゆうに超えている。
→ 教師側で100字の要約文を作る。
→ 教科書の指導内容は教えた上で、向山型要約指導の一つ全文要約を指導する。
汎化できるスキルを教える方が子どもに力がつく。
(4)田代 6年算数 割合
【問題】ソフトボール投げの記録をとったら平均は、18mでした。
ゆきえさんの記録は24mです。24mは平均の何倍ですか。
これを面積図に落とし込む。
まずは既習事項の確認。
何かと何かを比べる時に基準が必要。例えば分かりやすいのがテスト。
100点満点なので100が基準。% 百分率も同じ。
この100を、シンプルに1にする。
成績2と言ったら、200点と同じ。2倍だ。
もしか0.5だったら、半分だ。
この「1」をもとにしたのが、割合でした。
もとにする量「1」の見つけ方。それは「~の」でした。
では、やってみましょう。
24mは平均の何倍ですか。
①「~の」に線を引きなさい。
24mは平均の何倍ですか。
②その下に「1」と書きなさい。
24mは平均の何倍ですか。
1
③)平均は何mですか。(18m)
上に18mと書きなさい。
18
24mは平均の何倍ですか。
1
④)面積図を書きなさい。
18m 24m
1 □
【熊倉氏 例会報告】
三浦先生 1年算数 データの活用
・教師が意図的に間違いを示して子どもに指摘させ、分類や並べ方の要件に着目させていく。
・情報を整理して、「もっといい並べ方はありせんか。」と問う。
・1年担任の必須の技術の一つは、わざと間違えることである。
井上先生 5年 算数 計算のきまり
・分配法則 結合法則は、カップラーメン、お湯、フォークを使って説明する。(田代先生の追試)
・子どもがイメージしやすい言葉や例えを使うことが有効だ。
・ほんのちょっとの言い回しの工夫で授業は楽しくなるし、内容が理解しやすくなる。
田代先生 6年 算数 「分数倍」
・教科書を開かせる前に、割合の1の意味を、もとにする量、基準、定員といった言葉を使って説明し、レディネスを揃える。
・平均の「の」に丸をつけ、「平均」に線を引く。
・平均の下に割合の「1」を書いて面積図へ。
田代先生 6年 道徳「子ども会のキャンプ」
分割提示をして、自分だったらどうするかを問う。
発問を減らしたシンプルな授業。回りくどくなくない授業を子どもは好む。
指名なしができれば、教師の発話量を減らした授業が展開できる。