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第622回 TOSS SANJO例会

 
【 参 加 】 三浦、井上、熊倉、田代

1 模擬授業
(1)井上 5年算数 割合(2)
①面積図の大きさは、横4cm縦3cm
 (河田先生)□のところが横3cm、縦2cmになる。
②考え方を比べるところは、
 問題をやらせ、やり方を確かめる。
「このやり方は、下のどちらのやり方ですか。」
「今やったのはだいきさん。では、ななみさんを
 やってみよう。」
とすると、問題を解く、という流れで進めることができる。

(2)田代 5年算数 データの活用
①棒グラフと折れ線グラフを確認する。
  棒グラフは、左の目盛りなので、一番左の棒グラフで読み取る。
  折れ線グラフは、その反対側。
②~の何%と読ませていった後に
 式を書き込む。
 ~×小数
 すると次ページの説明が分かりやすい。
③説明をできるだけトレースして、書かせる。

(3)熊倉 3年算数 を使った式 第3時
始めの問いかけはいらない。絵があります。
何が分からないのでしょうか云々。
さっと問題文から入る。
科書の図が分かりづらい。
教師の黒板と一緒に作図して、テープ図と線を理解させる。
「この問題文をテープ図と線で表します。」

③□×
10=800 
     =80010
     =80 
 私の「800
10なのはどうしてか、図をもとに説明しなさい」の指示は、
図から800
10となるのは分かるので、不要。進め方に迷いがあると、
言葉が多くなり、ゴテゴテとしてしまう。
 構造的な授業としなければならない。


(4)三浦 


【熊倉氏 例会報告】
1 井上先生 5年算数  割合「%引き問題」
 ① まず、教科書通り、何円安くしたのかを求めてから、引き算をして答えを出す。
  1500×0.2=300 1500ー300=200
 ② 2人の考えが載っているところを指して、今やったやり方は、だいきさん、ななみさんどちらですかと問う。
  「これだと式が2本になりますね。」といって、ななみ1500×(1ー0.2)を扱う。図を使って割引き後の割合を教える。
 ③ 類題 20%増量の問題。
  答えは500より大きくなりますか。小さくなりますか。
  だいきさんのやり方(式2本)でやってみなさい。 
  ななみさんのやり方、1本の式でやってみなさいといって挑戦させる。

2 田代先生 5年算数 データの活用 第1時
 ①棒グラフ、折れ線グラフ、帯グラフを読ませ方。
  子どもの目線移動に配慮して数値を読ませる指示を出す。
 ②情報量が多いので、細分化する。
  途中で止めて確認する。
  例)来館者数は増えてたり減ったりしているのに、<はいストップ〜!>
    グラフでどこのことをいっているのですか。
 ③ だいきさんの考え → 確実に習得させるので全員にさせる。
  「だいきさんの考えを徹底して真似して書きなさい」
  グラフや文字など情報量が多くて苦手は子にはハードルが高い単元だが、見通しがもてると楽しくなる。
教科書に載っている2人のやり方(学校図書でいえば、ななみ、だいき)の扱いは
様々であると思うが、田代先生、井上先生の授業から、扱い方が自分の中ではっきりとしてきた。

3 三浦先生 国語 「あがる」
  「屋根にあがる 腕があがる 舞台であがる お届けにあがる」
  向山型国語教え方教室 2010年 8月号 論文審査55
  反対の言葉は何か。反対の意味の文にしなさい。別の言い方にしなさい。
  の発問により自分の頭の辞書から言葉を引っ張して思考が働く。
  自宅に帰り明治図書のバックナンバーで検索した。
  向山先生の分析は圧倒的である。
  2つに分ける分類は、今なら、ロイロノートを活用して、分類と見出し付け(理由)ができそうだ。

田代先生の最後の授業に、痛く共感しました。
人格の決めつける
木を見て森を見ず、そのような子どもたちにはしたくないです。