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TOSS SANJO 第62回例会
                         2004.8. 27(金)   18:00〜21:00  メッセピア
 
(参加者) 斉藤、近藤、捧、高野(久)、高原、川上(和)、山田(直)、郷、河野、伊藤先生、田代、の11名。

(1)捧 算数2年「かけ算」  B3 C3
 @もっと進みたいのに先生が止めてしまっているパターン。変化のある繰り返しでテンポよくすすめること。
 A板書は必要ない。それだけで時間が無駄になっている。
 B子どもは数えたがる。いくつあるかから聞く方法もある。
 C「パック」の意味を知らない子どももいると考えられる。
 D「隣のはこはいくつ。」と聞いていた。はこは一つである。「はこには何個入っているか。」でなければならない。
 E○をつけさせたが,どこにつけるのか曖昧であった。・Bの問題をAと同じようにと言われても,よく分からない。基本型がはっきりしていないせい。
 F「そろっていないからもう一度。」と読ませたが,「そろえてもう一度」と指示した方がよい。
 G指示が多すぎる。もっと減らす。
 H板書は博士マークの内容につながるものにする。
 I最初の読ませる活動もいらない。
 J模擬授業なので時間的な制約があるが,本来は本時の学習につながるステップが必要である。
 K最初の@の問題で,基本型を確立させる。
 L途中で言うことが変わってしまうので,何をしていいのか分からない。

(2)田代 国語「をりとりてはらりとおもきすすきかな」  B5
 @教材文がないと「全員起立」の指示でスクリーンが見えない子がでて、読みにくくなる。
 A「はらり」の対比について、全ての考えが出され切っていないのに先に進んでしまった。
 B読みのイメージが結局わからないままだった。
 C詩の情景をつかませるための発問が不足している。例えば、「すすきは何本ですか」など。
 D話者の「見え」を発問に組み入れてもよい。
 E「おもき」と「おもし」などを類比的思考で考える方法もある。
 F「はらり」を教師が説明していた。前回は対比的思考で考えさせたが、そちらの方がおもしろい。

(3)高野(久) 理科

(4)高原 音楽 『同時進行リズム打ち&インドネシア民俗音楽ケチャ』
http://www.geocities.jp/takaharamanabu/rhythmcanon.htm
http://www.geocities.jp/takaharamanabu/kecak.htm
@たくみ講座のテーマ『子どもの歌が激変する歌唱指導』に合っていない。
A先生方でさえ、ケチャのリズムが取れない。
Bケチャのリズムが取れるには、何が必要か吟味すべき。
C視覚情報もほしかった。
D西邑先生のドラム指導に似ている。
E西邑先生のドラム指導を見るのが一番。
Fいなほの例会でも、リズムを取るのが苦手な先生が、指で机を叩いて取っていた。
G本当の「ケチャ」ではなかった。
H3パートに分ける場合、1パートずつ音を重ねていく方法がある。
I3パートに分ける場合、全員がすべてのパートを練習する必要がある。 (中越音楽教育研修会の講師からきいた)
 そうしないと、音が聞き分けられなくなり、それぞれ勝手に合唱することになる。
J西邑先生のドラム授業でも、ベースの音にいろいろな音が重なっていく。ベースの音を出すパートがあったほうがいい。
K前回のほうが、よかった。




(5)郷 音楽3年生「発声遊びで高い音をきれいに歌う」〜富士山〜B11
 @初めに「富士山」を歌っておいた方がよい。模擬授業を受けた後、変わったという感じがしないから。最初と最後で比較ができるとよい。先生から褒められてはいるものの、「本当にすごいのかなあ・・・」と思う。
 A先行実践をいろいろあたるとよい。
  あ)階段を上がるように音をあげていく方法。
  い)「グッデー・グッバイ」の、ボールを使って弾むイメージをもたせて歌う授業。
  う)「はひふへほ」を入れて歌う方法
 B音の低い子が、ばーんと音が出せるようにするといい。
 C子音をはっきり出させるように歌うとよい。(ろうそくの火を吹き消すイメージ)
 D「う」の口の形をとんがらせたり、口の中を広く開けたりすることで、きれいに高い音を出すことができる。
 Eグループごとに歌わせて評定するなど、確認が必要。先生の指示だけになって、歌っているかどうか、歌えているかどうか確かめていない。
 F裏声にさせてはいけないのではないか。
 G裏声が出なくて、途中でやめてしまった。やりたくなくなる。

(6)齋藤 食育 「魚パワー」 評定  A7B4
@よけいな言葉が多い。発問1はいらない。
A思考するまでに4分半。最初に作業をいれる。
B発問4のあとに「こんなふうにならないためにどうしますか。」をいれてはどうか。
C発問9もいらない。
D「たべすぎる」の目安がほしい。
E肉へのフォローはなくてよいか。肉屋の子どもがかわいそうになる。
FIPAの解け方が視覚的だとよい。
G魚油が肉脂をとかすような画像があるとよい。
H説明8が裏付けがなくて弱い。データがあるとよい。

(7)近藤 道徳「大きな好奇心とちょっぴりの勇気を」 評定 B6 C5
@発問が唐突なところがいくつかあった。
A何を伝えたいのかはっきりしない。
B前半と後半の主張が,相反するものなので混乱を生じる。
C組み立てがバラバラである。
D聞かなくてもよい発問がある。
Eキーワード,エピソードを授業者が焦点づけ,整理していくと授業がはっきりする。
F冒険か,環境か,しぼった方がよい。
G画像ばかりでなく,文章を読み,心に残ったところに線を引かせるという活動も組んでゆくとよい。
H言ったこと,やったこと,考えたこと,生い立ちなどの中から,手がかりとなるのもをしぼっていき,授業として構成していくこと。
I教材研究不足か,或いは,取り上げるほどのことをやっている人なのか。そこを見極めたい。
J「生き方」「自然のすばらしさ」「環境」どれなのか,授業者がしぼっていくことである。