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TOSS SANJO 第58回例会
2004.6. 19(土) 13:00〜16:00
三条市中央公民館
(参加者) 斉藤、近藤、小林、捧、高野(久)、川上、山田(博)、河野、増家、山本先生(見学)、田代の11名。
(1)田代 算数1年 「ふえるといくつ」 A3 B5
@歩きながらの指示があった。
A5分でおさまらない。ノート提示をすばやくする。
B一目でわかる式の書き方を提示する。挿絵の矢印をどう扱うか検討する。
(2)斉藤 算数3年 「表とぼうグラフ」(学図p41) 評定 A2 B6 C1
@黒板の拡大コピーと教科書のどちらを見るとよいか指示があいまい。
Aグラフが横になっていることに注意を向けさせる。 (サイトで、あるいは、例示で、)
B1目盛りを5年のぼうの1マスで示したのはよかった。
Cいきなり1マスぬらせるのではなく、 まず10の線を赤鉛筆でなぞらせてからにする。
D言葉が多い。何をしているかわからなくなる。
(3)捧 オールB
@たてに読ませていった根拠は何か。捧はカード同士が近かったというだけで,特に根拠がなかった。文を読むように横へ読むのがいいのか,たての方が見やすいのか,それぞれ考えが出された。山田先生から,たてに読むと全種類のカードが一列の中に入っていることが示された。
A1列目を教師の追い読み,2列目を名前だけ教師,後は子ども,3列目はすべて子どもに読ませる。スモールステップで変化をつけながら,子どもに読み方を指導する。
B捧は×をつけさせることでカードの意味を理解させようとしたが,読むことは大切。読むことで基本形が分かる。
C捧は途中でチェックしている子をほめていたが,チェックのさせ方が疑問。もっときちんと考える必要がある。
D「ひでのり」と同じ仲間と聞いていたが,同じ仲間という意味が不明であった。そのカードも入れるのか,それ以外のカードを指すのかなど。
E次に整理する表では「かっている」「かっていない」で整理することになる。「〜だけかっている」という表現で,表につなげられるか。
F「二つとも○」を指で押さえさせたが,片手ではできない。二つを同時におさえさせる指示がおかしい。
G作業指示を決めておかなければならない。○をつける,線を引くなど。
(4)高野(久)
(5)小林 社会「日本の国旗」 評定 B8 C2
@授業の流れに無理あり。「国旗」の話がいつの間にか「国名」の話になつてゐる。
A発問「日の丸のデザインはいつ頃から使はれてゐるか」の答への三択。「ア 約350年前(江戸時代)」と言ふ風に「時代名」を記すと分かり易い。
B源義朝,頼朝,義経の肉親関係も紹介すると互ひの繋がりが分かり興味深くなる。
C「日の丸が昔から使はれてゐた」事の紹介迄で一分節。「国旗として使はれるやうになつた」事とは分けて考へさせる必要がある。
D「国旗として使はれるやうになつたのは何年前ですか」の発問が欲しい。
E思考のない授業である。授業には思考する場面が不可欠である。
F「日の丸がいつ頃から使はれ始めたか」時代を遡りながら考へさせるのも良い。大東亜戦争→日清・日露戦争→明治の遣欧使節団→朱印船→後醍醐天皇→義朝 日の丸が使はれてゐた各時代の映像を見せながら確認させて行く授業も良い。
G「国旗として法で定められたのはいつか」発問。何故最近になる迄法制化されなかつたのか考へさせても良い。その中で次の事にも触れる。
・反日勢力の存在
・日の丸を大切にしてゐる亜細亜の国々の存在 等々
(6)高原 音楽
(7)近藤 道徳「雪国の生活を知らせることを願った 越後の文人ー鈴木牧之の生き方から学ぶ」
評定 A−2 B−7 C−1
@後半三つの問いがある。重いので,しぼるとよい。
A出版まで40年間かかった経緯が,文字だけが多く画面に出ている。本の画像を入れるとよい。
B授業の最初で子どもの心をつかむには,ベストセラーになったことから入るとよいのではないか。
C「わけ」は,「ひみつ」という言葉でぶつけた方が子どもには考えやすい。
D現在の生活と昔の生活,東京と新潟との対比があると子どもには身近に感じられる。
E教師が提示し,それについて答えていくのではなく,子どもに考えさせるようにするとよい。
F子どもの内部情報を多くし,発問していった方がよい。(江戸と越後の違い)
G教師自身の解釈は,語りとして最後にさらりと入れるとよい。
(8)山田(博) 総合6年 食を見直そう B…4人 C…6人
@画像の量が多すぎず、良かった。
A給食の残飯と、途上国の子の食糧事情は関係ない。
B給食の量は、カロリーで決められている。従ってカロリーが少ない野菜などは、とんでもない量が出されるときもある。子どもだけの責任ではない。
C説明4「これだけあれば〜」の部分は必要ない。カットする。
D偏った情報の与え方をしない。
Eこれを機に子どもたちがエチオピアの子を支援したいと言ってきた場合。子どもに丸投げするのではなく、支援団体を紹介したり、やり方を教えてあげる必要がある。
F目線が決まった方向にしか向けられていなかった。
(9)河野 中数1年 「除法と逆数」(東京書籍p35)評定 B8 C3
@「次に何をしますか」を乱用しすぎる。 「逆数をかけます」とは答えられない。
A割り算が逆数をかけても同じなのかを本質的に研究していない。授業が機械的すぎる。
Bなぜ、答えを2行目に書いたり、=を縦にそろえるのか意図を考えていなかった。
C「どのようなとき逆数というのですか」はおかしい。 「逆数とは何ですか」が正しい。