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TOSS SANJO 第5回例会
                                                           2001.4.25(火)   18:30〜       於 波満勇
 
 新年度が始まる。家庭訪問が始まった学校もある。4月におこなった授業レポートを中心に例会を開いた。各自が自分のレポートに対して次のようなコメントを寄せている。

1 小林 『佐久間勉艇長』の授業
  http://www4.ocn.ne.jp/~yoshirin/sakuma/sakuma.html
レポート検討で次のコメントをいただいた。
@歴史上の人物に焦点を当てた授業を小林はいくつか行っている。 しかし、小林学級の子供の中ではそれぞれが バラバラの状態ではないか。 授業で取り扱った人物や業績をつなげる授業も必要である。 (人物同士を比べるなどして)
A佐久間艇長は最後の決意をする前に、まだ助かるための手が打てたのではないかという検討が必要である。
B死の直前まで遺言を書いた理由を子供に理解させるべきである。
C『佐久間勉艇長』の授業は数単位時間の単元にしてもいい。
D佐久間艇長の偉業を伝えるのはいい。しかし、「日本人だけが素晴らしいのだ」という思いを子供たちに抱かせるのはよくない。イギリスの潜水艇の沈没事故を紹介する時には配慮が必要である。
 組み立てのあまい授業実践であった。貴重なコメントをいただき感謝している。次回はもっとバッサリと斬られるに値する実践を報告したい。

2 田代 日本語の音(授業参観)
  http://www1.ocn.ne.jp/~tashiro/nipponngonooto.html
@いろは歌の組み立てに検討を要する
A120の音でほかの拗音は組み立てに必要ないのか。
B50音図はどうして今の形になったのか勉強しなければならない。
C奥行きの深いものにするには歴史的な変遷を含めて、勉強が必要である。

3 近藤
(1)「シンナー、絶対だめ」の授業について
@「やめたいけど、やめられない」ここを扱う必要がある。
A映像資料を活用していくとよい。
B長岡市では、薬物撲滅に力をいれているので、関係機関に見てもらうなどするのも一つの方法である。
C第2期の向山全集の中に、このシンナーの授業について載っているので、読んでおき、これからの授業の組み立てに生かすこと。
(2)「当たり前のこと五か条」について
 この春に提案して、生徒指導で月目標をなくし、この「当たり前のこと五か条」を据えた。これは、この1年かけて、どう学校が変わったか、この五か条を全校児童に浸透させるために、どう具体的に働きかけたかが勝負。子供はどう変わったかということを言えなければ、題目だけに終わってしまうのだと自分自身感じた。どこまでできるのか、自分に課していく。

4 高野 1年生 はじめての授業参観 飽きずに取り組む国語の授業
@子どもの事実  しきりに私語をしていた子ども  2人/29人中   途中おしっこにいった子ども   0人    45分間中席を立った子ども   4人
A今年度はじめてテープおこしをした。しきりにしゃべっている自分がいやになる。今の1年生の段階では仕方がないか。
B3秒間の空白があると騒いだり、「せんせい、おしっこ」と席を立ったりがはじまる。 おしっこに行くのを忘れるくらいの、授業の組立やひきつける発問を考える必要あり。
C今回の授業は8つの活動。一つの活動は5分間の目安。5月末までには15分くらいの活動をめざす。
D1年生の授業に必要なもの。それはずばり モノである。(実物、フラシュカード、表、絵、音楽 ,ビデオ・・・) モノがない授業は集中しない。

5 齋藤
(1) 黄金の三日間
  「ほめる」と「記録する」、「今までと少し違う」を重視した。
(2) 授業開き&実践していること(各教科)  国語・・詩の音読は、近藤先生の追試。  算数・・TTの授業で子どものやる気がアップしている。 図工・・桜を使う・・ 工作である。(小刀を使って皮むきをした。子ども熱中。)  家庭・・「人は人によって人となる」  http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/kateika.html
(3) 授業参観の授業
  国語・・ 『一画加えて新しい漢字をつくる&「土」の成り立ちを考える授業』http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/kanji-no-jugyou.htm
(4) 学級組織
  当番活動の最終チェックは、どうするか。・・田代学級は日直。大関学級は、札の裏返し&相互のこえかけ。 自学級は教師になっている。クラスの話題にする。

懇親会はいろいろな話題で盛り上がる。久保田万寿をのみながら、学校のこと授業のことを語り合う。例会は楽しい・・・