(1)田代 国語 俳句 A2、B6
@「読んでごらんなさい」の指示では一斉に読みの練習をしてしまう。「読んでもらいます」とする。
A箇条書きにさせるところで時間を30秒もとっている。もっと短く。
B7分でおさまっていない。
C主発問がどれなのか、何が山場なのかはっきりしない。
D言葉の比較検討は思考を要するが、なくてもいいのではないか。
E区切る場所の教師の解があまい。
Fもっと言葉にこだわる。教材との葛藤がない。
(2)小林 社会「占領下の検閲」 評定 A0 B9 C0
@考へる根拠に欠ける。「戦争に負けたのだから検閲を受けても仕方ないのでせうか。」と問はれても,「仕方ないのでは。」と思つてしまひがち。ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムをあの程度示されるだけでは考へる根拠に乏しい。苦しい所である。
A刑務所の囚人は検閲を受けても仕方がない。日本は犯罪を犯したわけではないが,日本国を犯罪者と同列に考へてしまふ傾向が日本人にはある。それを崩さないとこの授業は成立しない。
Bポツダム宣言に「言論の自由」を謳つてゐることは分かる。しかし,検閲の不当性を伝へるにはインパクトが弱い。ポツダム宣言の意義や重要性について子供に知らせる必要がある。
C「全日本国軍隊の無条件降伏」と「日本国の有条件降伏」がスムーズにリンクしない。短時間で子供に理解・判断させるのは難しい。(ポツダム宣言を中心とした授業の組立が必要か!?)
Dポツダム宣言を提示されるより,GHQが草案を作成した日本国憲法「言論の自由」「検閲禁止」の条項を示した方が納得出来た(前回の授業)。子供の心にストンと落ちる組立が必要である。
E提示する画像やテキストを精選する。不要なものは早目にフェイドアウトさせる。
Fある発問に答へた一人の子供に対し,「何故そう考へるのですか」と問ひ詰めてはならない。
(3)河野
(4)山田(博) 算数「わり算の筆算」 評定 A6 B8
@大きいから引けない、小さいから引けるを確認しながら進めること。
Aノートに式を書く指示を出す。
B不用意な動きをしないこと。
C「何をどこに写しますか」と問うているにも関わらず、それに合った解答を
させていない。発問どおりに答えさせること。
Dやり直しの筆算(1小さく)は、ごちゃごちゃ説明せずにサッとやる。
E最初、板書までの時間に空白があった。
(5)山田(淳)
(6)高野(久)
(7)郷 音楽「子どもの心をわしづかみにする音楽の導入(全学年)〜おもちゃの
チャチャチャ・おおきなうた〜」
評定 A10 B6
@前に出て歌ってもらうとき、8人ではなく7人にする。最初は音がとれないので教
師が歌う。
A曲が流れながらの指示は聞きづらい。マイクを使う。
B「おもちゃのチャチャチャ」の字が見づらい。会場の縦・横の広さをよく考えて、
どの人にも見えるように。
C立ち位置が低いので、一段高いところに立ってはどうか。
D当日はもっと人が多く、広くなる。声が1人1人に届くまでに時間がかかる。その
時間差でテンポが悪くなるおそれがある。 E先回より、郷らしい雰囲気になってきた。
F「ハヘホ」カードは、見にくい色がある。縁取りするなど、見やすくなるように。
G「おもちゃのチャチャチャ」は、立ったり座ったりがつらい。すぐ「まねっこ歌
い」に入る方がいい。
(8)川上
(9)藤崎 会話「Which do you like?」 A13 B5
@カードを探す時間の間が空く。無言で行わず、何か言うとよい。また、カードの裏に書いておくと、探す時間が短くなる。
A受け答えの「Me too.」があってよい。リレーゲームでも入れなくてよいか。
Bまた、「Me too.」だけで物足りない。受け答えのバリエーションが欲しい。
Cゲームの説明が足りない。 モデルを使ってわかりやすく行う。
(10)近藤 「転んでいる人がいたら助け起こす」(道徳) A3 B15
@不要な説明が多い。削ること。
A答えにくい発問がある。子供が思考できるよう、発問を練ること。特に発問8で流れがすごく悪くなった。発問8を再考すること。
B時間の流れがぐちゃぐちゃになる。子供が混乱しないよう、整理すること。
C「役に立たない」「出て行け」「いらない」の三つの言葉から考えさ せること。前半の言葉を出したのでは子供が考える場面を奪ってしまう
ことになる。
D村上さんのマリ共和国での現在の活動の画像はよかった。ただ流すのではな く、必要な説明を短く入れること。
(11)斉藤 食「朝ご飯パワー!」 評定 A12 B7
@動画の画像が理解できない。「一目でわかる」でなく、「ひとりよがり」になっている。肝臓・心臓・・・ブドウ糖がどうなっていくのかがわからない。アドレナリン・・・脳の外にあるので、誤解を生じる。ニューロン・・・仕組みそのものが説明不足。
A発問1のあと、説明4に付け足した教師の言葉が不適切。
Bアドレナリンは必要な物質なのに、悪いイメージを強調している。
C発問1で「一回でも抜かしたことがある人?」と聞いているのに、 説明5では、「毎日食べない」にすりかわっている感じを受ける。
D時計の色で、昼ご飯の部分が薄く、わかりづらい。(昼夜を意識させようとした配色だが、検討する。)
E説明6、炭水化物のあとご飯・パン・ジュースの三択問題を出したが、よく理解できなかった。
F思考できず、聞くだけになっている。
G説明3が練れていない。
H画面のどこを見ればよいかわからない。 一画面の情報が多い。
I指導案が言うとおりにかかれていない。
J子どもの視線を意識して言葉を発する。
(12)高野(宏) 総合 A12 B7
@言葉を削る。
A説明と発問をわけ、発問はゆっくり言う。
B《責任》→《せいで》に変える。
C発問を言ってからクリックする。
D指名計画がなく思いつきであった。どの場面でどのように指名するか計画する。
E発問4・・朱鷺の種を限定した言い方に直す F中国保護画像.ゆうゆう画像が不適切。さがす。
G発問7は教師がまとめる。
H最後が切れていてつながらない。ラストを検討する。・・・・大問題。
I「絶滅していくものを保護し増やす」という考えや「なぜ朱鷺だけが特別扱いされたのか」という考えはずっと前から論争されてきたところである。 過去も現在も賛否両論されている問題だということを頭に置き、あえて授業を提 案する。