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TOSS SANJO 第30回例会
2003.1.18(土) 14:00〜17:00
於 三条市中央公民館
(参加者) 齋藤、近藤、小林、高原、川上、高野(久)、捧、郷、山田(博)、藤崎、長谷川、田代の12名。
T 模擬授業
(1)山田(博) 国語 「イナゴ」評価 B…6人 C…4人
@発問をした後に教師の解を話す。その際に「思います」と言うと、子どもの意識は揺れたまま次へ向かう。しっかりと前提条件の確定をしてから、次へ向かうこと。
A話者が確実に見たものは、いくつですか」と問うたが、発問が未消化である。
Bなぜ数を問うたかが、分からない。
(2)田代 国語「イナゴ」
@強と弱は何のことですか→強と弱を詩の中の言葉で言うと何になりますか。
A対比を漢字であらわしなさい。→強と弱のように何々と何々と漢字で対比を書きなさい。
発問・指示で曖昧さがあった。その発問指示によって。授業がにごる。
B組み立てがまだあまい。最終発問が生きるためには別の組み立てが必要か。
(3)藤崎 あかねこ漢字スキルの最初の指導 A
・・・1名 B・・・10名
@最初の指導なら、「物」の6画目を「ろーく」ということを確認する。
A鉛筆を持って指書きをしている子は、鉛筆を置かせる。
B最初の指導では、はじめにその漢字を教師が黒板に書く。回を追うごとにだんだん、書かなくする。
松藤先生の指導:「今日は「真」まで書きます。どうぞ。」の指示で子供が動く。100点をとった子にも、「まちがえそうなものを裏に練習していなさい」というと間違えた子が目立たない。できた子の空白もなくなる。テストは2分間。それ以上にはのばさない。(6年生か)
Cはねるところ、はらうところなど、注意するところの指導はどうするか。 (私はこうするというご意見を頂きましたが、よく覚えていません。すみません。)
D一人一人に褒める言葉をかけていてよい。が、1番に並んだ長谷川さんにだけ「素晴らしい」とだけ言って具体的に褒めなかった。どこがどうよいのか、具体的に褒めることを常に心がける。個別評定。
E書き順を「いち、にい、さーん〜」と続けるか、 「いち、いち・にい、いち・にい・さーん」とするか。後者のような指導をする教材を作っているところもある。
F子どもたちに背を向けずに板書する方法も教えていただきました。
(4)近藤 宇宙短歌の下の句づくり(連句)
@最初のしりとり連句の22は長い。半分ほどにするとよい。しりとり連句は,子供が解釈できる内容のものがよい。
Aしりとり連句は,五七五 七七になっているものを例としてあげておくと,あとの下の句づくりにも生きていく。リズムのよくないものはあげない方がよい。
B連句発祥の地の酒折連句の説明を工夫すること。
C手拍子をすることも取り入れると,さらに楽しく作ることができる。
D連句の説明がよい。難しさを排除し,子供にわかりやすく作るようにしてあった。
E「宙返り 何度もできる 無重力」に対しての下の句作りに入る前に,応募作品をいくつかあげたのはよい。クイズ形式で部分的に考えさせて,次の作ることへのヒントと意欲に
つながった。
(5)高野(久) 理科「冬芽」
@芽の違いがわかった。
Aどちらの芽が花になるのかをいわず、春近くになったら見てみるのでもいいのでは。
B子どもはそれでは待てない。早めに冬芽を取り込んでおけばいい。
Cもう少し目が大きくなってからの方がいい。 その方が解剖してもよくわかる。
Dカッター二機をつけよという指示があったのはいい。
Eどうして鱗のようなものが周りについているのかという発問もあっていい。
(6)郷 音楽ミニ・ネタ集〜声だし・まねっこ歌い・遊び歌〜
@「おもちゃのチャチャチャ」は、歌いながら立つ方法だと動きが激しすぎるので、前に出るという動きでもいい。
A「〜さんの口はよかった」など、個別評定を入れるといい。
B食べ物の歌詞は、おもしろいものを入れると歌う方も楽しんでにこやかになる。
C歌詞を考えるとき、すぐ歌詞を考えて前に出る子がいなかったら、それとなく教師が考えた歌詞を教えるなど、フォローする。
(7)高原 いつでも何年生でも使える音楽授業の導入 ボディパーカッション(山田俊之氏)の追試
Q;音符は子どもに提示するのか? A:しない。まずはリズムを感じてもらうため。別枠で学習することはある。
「みなさんリズム」は必ず1度は音を出すというルールを設定が合った方がいい。
コマとコマのつなぎに間がある。せっかくの楽しい活動がその間によって、体温が一気に下がっていく感じがする。
(8)長谷川 音楽(歌唱)「大きな古時計」
@ 歌詞に線を引くことで、流れが切れてしまう。 過去・現在のとらえ方が、わかりにくい。歌詞分析が国語的になり、考え込んでしまう。
A 「歌えない人は目で追っていくだけでいいです」で、安心できた。
B 歌詞に異なる色の線を引かせたのが、歌い方を変えるときに良い。
(9)小林 社会『日露戦争』
@説明の長い授業であったが,Webワークが理解を助け分かりやすかった。
A「欧米から見た日露戦争」の風刺絵の提示はよかった。日本とロシアを取り巻く国々について解説をした方が,戦争の目的もよく伝わる。
B欧米のアジア植民地支配の情勢を伝えておいた方がよい。
(10)斎藤 食教育「おはしのつかいかた」
@ こういう授業が必要だ。
A 次々に展開し、コマごとの評定もしっかりしていた。
B WEBワークは箸の持ち方の5択問題と、スプーンから箸への発達段階の部分がよかった。
C「一流企業の外国人は箸の持ち方をマスターしてくる。」など、もう一歩の押しがあるとよい。
D 全体をみていない。視線が流れることが何度もあった。
E7分の時間配分ができなかった。
F 「下の箸、上の箸、そに下の箸を入れる」だったが、 「下の箸から、即上の箸を鉛筆持ちする」ではだめなのか。1本ずつを徹底したかった。質問のようにやってみて、
よりよい方法を見つけたい。
G 齋藤学級の箸の持ち方の実態はどうか。 実態を数値化していない。指導しつつ、経過を見る。
(11)川上
U レポート検討
(1)近藤 ・学級通信2学期分・修業通信
(2)斎藤
(3)高野(久)
(4)藤崎
(5)山田(博) 「向国教え方教室応募論文」検討・書式はこれでよい。余計なことは書かなくてよい。
(6)田代 全文要約「ニュースを伝える」 算数研究授業の考察