もどる
TOSS SANJO 第28回例会
2002.11.16(土) 14:00〜17:00
於 三条市中央公民館
(参加者) 齋藤、近藤、捧、高原、川上、高野(久)、山田(直)、郷、田代、竹中先生の10名
T 模擬授業
(1)田代 5年国語説明文「1秒が1年をこわす」
問いの文を子供に板書させて、評定するときには厳しい目をもって行わなければならない。例えば、句点、常体と敬体、教科書通りの言葉を使っているかどうかなど国語としての表記のしかたにも絶えず目を向けていなければならい。安易にキーワードだけで評定してはならない。
(2)近藤 「テノール歌手新垣勉さん,心に響く歌」(道徳)
・聞いていることが多い授業である。教師の語りを工夫しないと,少し聞き逃すとついていけなくなることがある。
・( )には,予想通りの言葉が入る。そのような問いでよいか吟味すべきである。
・きれいに流れていく授業であるが。「殺したい」というどろどろした苦しい感情を何とか子どもたちにわかるような手立てが必要である。
・言葉や手記,事実がもっとほしい。
・「父親を殺したい」から「父親に感謝」に変わったところを十分考えさせることがこの授業の大切なところである。発問としては,「バランドー二さんのどの言葉から変わったのでしょ
う。」も考えられる。
・オンリーワンをもう少しピックアップさせていくこと。
・短い言葉で,キーワードを際立たせていることはよい。資料の使い方,発問,さらに吟味,検討していくことが必要である。授業を創る目,鍛えていかねばと思いました。
(3)斎藤 算数3年「あまりのあるわり算」
・初めの写真、りんごもみかんも横に囲ませる。 変化のある繰り返しになる。
・「ひろしさんの考え」は扱わない。みかんの配列や囲ませ方が違うから。
・「たりなくていいですか。」という問いがわからなかった。
・かこむが何度もでてきた。よいのか。
・式答えの板書のさせ方を小刻みに分けた方がよい。
・無駄な言葉が多い。もっと削る。
・□の2はどう扱うのか。
(4)高野 「月の動き」
(5)山田(直) 体育「薬物乱用防止(シンナー)の授業】
・「体のどこに影響がありますか?」の所を「特に」を入れて強調したほうが、脳の話につながりやすい。
・「どんな人が、おかしな渦巻きを描きますか?」と聞いた後すぐ、ペンキ塗りの人の絵が出ると、「ペンキ塗り」=シンナーの人となるかもしれない。配慮が必要。
・向山先生がやられたように、「ヘビの脳をやられるとうんちをたれながしの生活を送る」というように情景描写を入れた後、脳のどこがやられるのか、というもって行き方の方がいいのでは。
・パワーポイントの映像で、脳が破壊される画像があったが、ヒトの脳、ネコの脳、ヘビの脳、それぞれに全部かぶるような絵のほうがいい。
・結局、脳は治るのか、治らないのかの結論がでていない。
・画像から、画像へのつなぎの言葉があやふやである。
(6)郷 5・6年音楽 「リズムで楽しくアンサンブル!」
・八分休符のあるリズムが打ちづらかった。もっとスムーズにできるようにさせるためには、「にち、げつ、かあ・・・」という言葉に、リズムをしっかり合わせることを、初めから教えるといい。そのために、「日、月、火・・」を言うパートと、手拍子をするパートに分けてやるという方法もある。
・2パートに分けたとき、カノン形式(追いかける)にしたが、そのせいで、せっかくのリズムの重なりのおもしろさがなくなった。リズム譜の特徴をおさえて、2パート同時に進める方法でも良かった。
・リズムカレンダーを2週間に増やしたとき、1週間目と2週間目に休符が入ることをしっかり確認しておかないと、とまどう子どもがでてくる。
・「四分音符で手拍子、八分音符で机を叩く」というバリエーションをつけていくと、ボディーパーカッションの楽しさがでてくる。
・初めからリズムにのれる子どももいれば、のれない子どももいる。のれない子のことをもっと考えることが大切。例えば、難しい八分音符のところを、「できなかったらここは四分音符でいいよ」「ここは休符にしていいよ」など、簡単にしてあげる。
(7)川上 五色百人一首の指導
2 レポート検討
(1)山田 少人数指導「単位量あたりの大きさ」授業の記録 「シンナー」防止の授業記録
(2)郷 「追試報告(一心に自分の仕事を貫く〜花火師嘉瀬誠次さん、夜空にかける願い〜)」
(3)近藤 道徳授業報告「自分の好きなことを持ち,夢をもってすすむ−田中耕一さん」 学級通信
(4)高野 月の動きでの発問づくり
(5)田代 5年算数 分数の指導 「わらぐつの中の神様」での評論文 学級通信