2002.5.18(土) 14:00〜17:00
於 三条市中央公民館
(参加者) 齋藤、近藤、大関、昆、本間、佐藤、、高野(久)、川上、郷、田代の10名。
T 模擬授業
(1)郷 「リズムカレンダーでリズム王様」
@低学年向けのゲームである。高学年でするには、少し難度を上げる工夫が必要。
A少人数でやるにはいいが、20〜30人規模のクラスでやるには、子どもを待たせる時間をなくす工夫が必要。(例えば、待っている子も王様と一緒にリズムを打ってみるなど)
Bゲーム中は、キーボードのリズムをBGMにすると、やりやすい。(一つの国に一つのキーボードがあると、リズムを持ってきた旅人がテンポを操作して、「この速さでやってください」とすることもできる)ただし、場面によってBGMがない方がやりやすい時もある。(例えば、一人ずつやってもらう時など。)
C用紙は、たくさんリズムを書けるところを作るか、枚数をたくさん用意しておくかして、子どもが次々にリズムを作れるようにする。(「難しいリズムを作りたい」という子どもの意欲に対応するため)
Dリズム読み(ウン、タタ、タン)も使って、低学年の子にリズムを教えられるようにする。
Eゲームの初め、リズムを作ったら、それを自分で打つものだと思った。「王様に打ってもらう」ということを、初めにわからせないと混乱する。「どうしてこのゲームをするのか」という意図も、わかりにくいところがあった。
(2)田代 詩「海雀」
@主発問とそうでない発問の区別がついていた。
A図をかかせるのは難しい。海雀の位置をどうとらえさせるかが課題である。
B子供にいきなり読ませるのか、それとも「分かったこと、気がついたこと、思ったこと」を書かせるのか。授業の導入はどうするべきかという課題がだされた。教材、学年、指導段階に 応じて使い分けるべきものだが、その基準をもたなければならない。
C教師の解を示さなかったのは何故か。これは私のミスである。討論に時間をかけなかった時間配分のミスであった。
(3)齋藤 国語「『。』一つ500円 一文を短く」 「。」一つ500円と言い、一文を短く書く作文の授業である。
@実際の授業場面と模擬授業場面が以下の点で異なった。子どもは前時にたねまき体験をしているが、模擬授業では体験を補うべく例文の提示した。
A出された例文を書き直すのか、自分で自由に作文していいのかが不明確。例文の書き直しという、スキル学習の方がよい。
B一定時間で「。」が何個ではなく、例文の一定範囲で「。」何個できたか=短くできたか、を評価すべきである。
C例文を吟味せよ。
D書き終わった子への指示があってよい。検討していただき、授業のねらいと教材文、さらに授業構成がすっきりしていないことがよくわかった。修正版を作成。
http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/sakubun-500en-syuuseiban.htm
(4)近藤 ミニ道徳「ホテルのサービスから見えない努力をしている人の生き方を知る」
・山場がない。授業に中心があるようにしていくべきであった。平坦な授業になってしまった。何に重点をおくかを授業者として持とことである。
・無駄のない言葉での語りが必要である。単に問いと答え,説明になっている。
・資料から,ある人の生き方を授業として組み立てることもできる。
・ミニ道徳の位置付け,計画をはっきりさせておくことが大事であると思った。教材研究が足らないことを痛感した。やはり,模擬授業をするとどうしていかねばならないかが,はっきりす
る。授業を斬っていただくありがたい場である,サークルは。
(5)大関 1年算数「いくつといくつ(5の分解)」1時間/全4時間
・教師の発問で「何個?」と「いくつ?」が混在していた。聞いた答え方で答えさせるべき。きちんと答えられた子を褒める。
・教科書の○を塗らせるとき、どこから 塗らせるか指示するべき。
・教科書の図(5個のボールが、3個と2個に分かれている)に直接 5・3・2 の数字を書かせるとよい。
・教科書にない 「4と1」「2と3」の分解は、もう
ボールに立ち返らず、すぐに色を塗らせて進める方法もある。
・教師が黒板に書く時間は、子供たちにとって空白の時間である。予めカードに書いて用意できるものは
用意しておく。
・「5の分解」のフラッシュカードを作って、繰り返しさせると効果的。
U 演習 本間
「三色ボールペン」で『スラムダンクを読み返せ』(齋藤孝著)を読む。
各自が三色ボールペンを入れながら読む。結果の分析を次回例会で報告する。
V レポート検討
(1)山田 英会話の授業「日本の遊びを紹介します」
(2)高野(久) 「ものの燃え方と空気」
(3)高野(宏) 初めて使う日の「赤ねこ計算スキル」
(4)近藤 @運動会指導3つのポイント。
A時には美しいサイトをみんなで−アイスキャンドル。
B学級通信
(5)齋藤 @ 「あかねこ計算スキル ユースウェア」
A 「百人一首・『うとてとこ』・漢字文化で知的に楽しい参観日の授業」
http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/jugyousankan-kokugo.htm
B 「『うつしまるくん』のユースウェア 視写・聴写・音読」
http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/utusimarukun.htm
C 「3年生 国語の授業 一年間の指導」
(6)昆 生徒指導の諸問題に対する取組
(7)川上 いじめ不登校対策委員会指導方針
(8)本間 道徳指導案「わたしの友だち」
(9)田代 @詩「海雀」先行実践の分析と修正追試報告
A学級通信