2002.1.19(土) 14:00〜
於 三条中央公民館
(参加者) 齋藤、高野、近藤、小林、大関、高橋、佐藤、真島、田代の9名。
T 模擬授業
(1)近藤 朝の会「シャッターはおしたくありません、自分に関係がないから」
・発問の吟味と組み立て。−ネタを加工し,発問を十分吟味する必要性。
・発問したあと,たたみかけるように聞いていくのをやめ,児童が十分考えることのできる時間の確保。
・一斉に言わせるところを,個別に。人とそろえることでなく,微妙な考えの違い,答え方の違いを出させること。一人一人を授業活躍させること。実際自分の学級で行った朝の会での 話を模擬授業としてさせていただいた。
やはり,自分ひとりでは,気づかぬ点,違う視点を与えていただいた。とにかく拙いものでも,人の目にさらし,叩いて斬っていただくこと,改めて教師修業の場があること,ありがたく感じた。
サークルスタート1年経ち,教師修業の原点を考えることができた。
(2)齋藤 国語・詩 「竹」
http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/take0.htm
○対比で、情景がよくわかった。
○漢字一字はよかった。
△指示を明確にする。(起立して読ませるとき。指名なしの時の向き。)
△対比の言葉のカテゴリーが対応しているか、評価・指導する。
代案・・・「対比」「漢字一字」はイメージをふくらます。「一本かたくさんか」は分析批評。よって、2時間扱いに
(3)高野 道徳 「成田真由美『夢への前進』で夢に向かって挑戦することのすばらしさを教える」
@資料の示し方。プロジェクターで示す。誰もが追試修正できる共有の形(CD)でつくる。
A導入を再考する必要がある。(成田さんの写真の厳選。またはいきなり経歴から入るなど)
B「どう思うか」が3回。だれる。大事なところで聞く。どうしてもというところは書かせる。再度検討する必要がある。
C「語り」になるように語る。
Dほかの夢の実現をどう組み込んでいくか・・指摘はありませんでしたが自分の課題。
(4)田代 国語・詩「小景異情その二」
http://www1.ocn.ne.jp/~tashiro/syoukeiijou0.html
伴一孝氏の修正追試である。話者の位置を問うたあと、話者と「ふるさと」「異土」「都」「みやこ」の関係を図でまとめさせた。
10分の予定が大きく延びる。
最初の指名して読ませるところがテンポが悪かった。
長い詩なので、一人に全部読ませては時間の無駄となる。一行ずつよませる。あるいは追い読みから始めるべきだ。
また、討論させるんどえあれば、話者は「都」か「ふるさと」かで検討させた方がよい。その場合「異土」は、教師が「ふるさと以外の土地」と説明し、話者の位置とは関係ないようにし ておくべきであろう。
(5)小林 「日清戦争当時の世界情勢」
日清戦争当時の欧米植民地支配状況を子供に伝える授業である。教科書の記述を読むと,近現代史は日本が他国を単に侵略しただけだととらえられてしまう。
当時の時代背景を知らせ,日本が国土防衛の危機に瀕していたことを理解させたかった。
○当時の時代背景を伝えるのはよい。
△ロシアが漁夫の利を得ようとしている風刺画を導入に使ったらどうか。
△朝鮮が独立国となることの価値を,もっと具体的に示されるとよい。
△欧米諸国の植民地制作と日本の朝鮮,満州の統治を比較するとよい。
△日本人の気概の授業にするなら,ある特定の人物にスポットを当てたい。(例えば清との交渉にあたった人物など)
△社会科として授業をするなら次のことを示す「読み物」資料がほしい。教師の説明だけだと「思想」の押しつけになる。
・「朝鮮が清に朝貢していた事実」
・「中華思想」
・「清との争いを避けるための日本の努力(具体的に)」
△視覚的資料がもっとほしい。
・欧米植民地・領土は少しずつ示す。国ごとにflashで。一度に出ると情報過多で消化しきれない。
・ロシアの南下政策を画像で示す。朝鮮半島がロシアの領土になった場合の画像→朝鮮半島を渡ってロシア軍が日本に進出してくる画像をflashで。
・清の中華思想もflashで説明できるといい。
U レポート検討
(1)大関「砂糖のとりすぎについて考える」
・糖質=1グラム4kcal 脂肪=1グラム9kcal、燃焼するのにかかる。
・「一人一日20グラムの砂糖は、必要な量であること」を
しっかり伝えるべきである。全く砂糖(糖質)をとらないことはよくない。
・体に吸収されやすい糖質(ブドウ糖?)のとりすぎはよくない。炭水化物はゆっくり吸収される。
・お菓子の食べ過ぎによって懸念されることは、砂糖よりも塩分や脂質の
とりすぎである。これらのとりすぎを考える授業もするべき。
(2)真島 「朝活動の時間に行う10分間英会話」
(3)佐藤「田代、高野のいじめの授業の追試」
○ いじめについて深く考えることができた子がいた。 いじめを苦に自殺した子の遺書を聞いて、いじめのひどさを痛感していた。
△ いじめをしていた次に悪いのはだれだと思いますかという発問がよくなかった。 いじめに関わっているのは他に誰かを考えさせてから、傍観者について考えさせればよかった。
△ いじめを苦に自殺した子が、いじめられているということを周りに言わなくて悪いとう考えがクラスの半数を占めた。その子たちの考えを改善していくための授業を組む必要がある。
(4)齋藤 「ダブルダッチをしよう」
http://www3.ocn.ne.jp/~saitou/daburudatti.htm ・どのくらいとべるのか。→男子7割、女子5割。
(5)近藤「教師の実力をアップさせる!『通知表の所見作成術』 楽しさを知る3原則とそれを支える7か条」
・今後も,校務分掌の中で,仕事術をまとめていくようにする。その仕事の意味,効率化,楽しさを見出すことを考えていきたい。
(6)高野 漢字文化
(7)田代 「日記指導 考えたことを書く日記にするために
日記のねらいはいくつかある。子供のことを知るため、継続する力をつけるため、書く力をつけるため、家庭学習の習慣化のため、考える力をつけるため等である。しかし、ただ書かせていては「考える力」は育たない。日記指導を支えるのは日々の国語授業である。ひとつのことを詳しく書く、敬体と常体、主語と述語、書き出しの指導、評論文指導、解釈の指導、辞書事典の指導、それらがあって初めて日記は変化してくる。そして優れた日記を学級通信に紹介し、ほめ続けることである。
(8)高橋 「子守歌から明治時代が見える」
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