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TOSS SANJO 第115回例会
2006.12.9(土) 14:00〜16:30 於 サンファーム三条
(参加者) 齋藤、高野(宏)、近藤、小林、高野(久)、井上、三浦、本間、菅原、中澤先生、田代の11名
1 模擬授業
(1)近藤 俳句「雪だるま・・・・・・」 評定 オールB
@子どもが答えたことに対し、理由を教師が言わないで、子どもに「どうして・・・。」と聞いて答えさせるとよい。
A俳句は確定すること。
B絵にかかせることもよい。
C「雪だるまは何個ですか。」の発問も有効。
D俳句の広がりが分かるようにすること。「何が見えますか。」「何色が見えますか。」などの発問をするとよい。
E話者の位置を聞くのもよい。
F俳句で対比を扱うことにより、俳句のよさが分かる。(雪だるまと星。雪だるまの孤独さがわかる。)
G最初に,一か所区切ることを聞いたことが,後半に生きてこない。対比を扱い,後に区切るところをもう一度問う。そこで区切る必然性がわかる。
(2)田代 「小さなみなとの町」A4、B5
@一連の扱いでとまどった。
一連は、過去か現在かの判定が難しい。
つまり、そのような問いに無理がある。
A確定する場所を確定した方がよい。
(3)井上2年算数「かけ算(3)」学図p36 A0 B7 C3
@順を追うのではなく、どこからでもよいのでやらせる。
A学級で○の基本型ができていればよいのだが、そうでなく説明するのは、逐一指導である。
B一つできたら持ってこさせる。4つできたら黙って待たせる。一問につき二人ずつ板書させる。
C「8+8+8」の発言について、それでよい、という一言がなかった。
D「図に書いてごらんなさい。」「一目でわかるように書きなさい。」と言い、図に書かせるとよい。
E向山型では、「何のお話ですか。」「それで?」「それで?」という聞き方がある。有効である。
F向山先生の論文「家庭教育法」を読むとよい。
(4)齋藤 算数6年「比」 評定 A3 B7
@ていねいでよくわかった。
A長方形を測る作業がよかった。
B女の子の「さかなの形は同じだよ」の言葉に迷う。形とは何なのか、考えてしまった。
C長方形なのに、「さかな」という言葉にこだわってしまって、間違い探しをしている気持ちになった。もっとさらっと扱ってよい。
D測る作業の時、「mmはいいから、cmで」といった指示がいる。
E長さを入れるとき、「はね」を書かせる。
F「:」の書き方をチェックする。例えば最初の2:3の時に持ってこさせる。
(5)高野(宏) 5年算数 分数 「整数を分数にする」 オールB(10)
@発問・指示と誉め言葉や対応が同じトーンのことばである。 言い分けないと、いっぱいしゃっべている感じがする。
→言葉を削り、対応は短く。
Aこの時間は何の勉強なのか、命題を話して(書いて)から入る。
B読ませ方「ストップ」が耳障り。手で隠す、ここまでと示して言わせる。
C分母1,2はあるが3,4は例題では出てこない。整数5のところで扱うとよい。
D「どんな整数も・・」と書いてあるので、2と5以外の整数を考えさえる場面がいる
(6)高野(久)
(7)三浦 国語 「さる・るるる」 評定 オールB
@つかみの工夫を。
・いきなり、“さる”から入った方が良い。
A一枚目は、教師が提示する
・学習の例示をするために、
“へる”は 教師から言う。
・“へる”は難しいので、出にくい。
B対象学年を絞る。
・最後の『るるる』を考えさせるのに、
低学年と高学年では、違いがある。
C言葉を削る。
・さん、はいっ。→はいっ。
・みなさんで、→×。
D授業とスクリーンと一致させる。
E言葉を確定する。
・どういう短い言葉を入れていくか。
(8)小林(義) 社会「太平洋戦争は自衛戦争か」 評定 A1 B9
@ サイト掲載の情報過多。
ア 膨大な文字情報は読めない。大事な言葉を際立たせる工夫を。
イ 「江戸の町人文化」は不要。思考が断絶する。
A 「米国は日本の提案を受け容れたか」は子供全員を巻き込むべき発問。 挙手させる等,全員に判断させる。
B 「自衛戦争だつたと言へるか」挙手数の凡そを把握させるべき。皆に教室全体を見させても良い。
C 言葉の確定が必要。出来るだけ端的に。問ひに正対させて。
「自衛」:×自分の力で自分を守る→○自分を守る
「自衛戦争」:×自分の国の安全を守る戦争→○自分を守るための戦争
D 米国の狙ひが最後迄不明。「自衛か否か」考へ続け難い。
E 石油が無い事の危機感が伝はつてこない。端的な資料で示す。
F 石油の禁輸。何処の国が禁輸したか不明。
(9)本間